FXのpipsの意味とは?計算方法
FX(外国為替証拠金取引)をするなら、必ず利用するのが「pips(ピップス)」です。
使うと言っても機能などではなく、最小値幅単位のことを意味し、「今日は50pips獲れた」とか「あと100pips上昇したら利食いしよう」といった感じで使います。
ここで、「何で50銭や1円ではダメなの?」と思う方がいるかもしれませんね。
それは、ドル円やユーロ円・ポンド円・豪ドル円などのいわゆるクロス円と呼ばれる通貨ペアの場合は、円絡みなので「銭」を使うことができますが、ユーロドルやポンド米ドルなどは日本の通貨は関係なく、アメリカのドルやセントが使われるからなんです。
FXの世界では、どの通貨ペアでも同じように表現できるようにpipsという単位が使われています。
ちなみに、pip(ピップ)が本来の単位で、結果的に複数になることがほとんどなのでpips(ピップス)というように複数形になっています。
pipsの計算方法
クロス円の場合は、0.01円が1pipです。
例えば、ドル円を120円で買って120.15円で利確した場合、15pips獲れたことになります。
FX会社によってはもう1桁下まで表示されるので、ドル円を120円で買って120.157円で利確した場合、15.7pips獲れたことになります。
この時、1万通貨単位で計算すると、100万円で取引して1pip動くごとに100円の損得が生じることになるため、15.7pips × 100円 = 1,570円というように計算してください。
問題は外国通貨同士の通貨ペアで、この場合は0.0001が1pipsです。
そして、外国通貨同士の通貨ペアを決済した時は、pipsをもとに円に換算されます。
例えば、ユーロドルで10pips獲れて、その時のドル円のレートが120円なら、10pips × 120円 = 1,200円となるのです。
このように、通貨ペアの違いやその時のレートによって、同じ1pipでも日本円の値段は違うということを理解しておきましょう。
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