エンベロープの見方・使い方
エンベロープ(Envelope)とは、移動平均線を中心に乖離線を描画するトレンド系テクニカル指標です。
上の画像は、ドル円日足にエンベロープを表示しています。
チャートによっては真ん中の移動平均線の上下それぞれに2本ずつ表示されますが、DMM FXのプラチナチャートの場合は上下1本ずつです。
設定は、利用する時間足によって変える必要がありますが、日足の場合は「移動平均期間25、値幅1.0%」くらいで良いでしょう。
同じようなテクニカル指標であるボリンジャーバンドとエンベロープの違いは、ボリンジャーバンドは値幅によってラインの幅が変動しますが、エンベロープは常に一定の幅ということです。
エンベロープのFXトレード手法
エンベロープは、移動平均線の上下に乖離線を表示するので、基本的な使い方としては逆張りとなります。
移動平均線から大きく離れることは少なく、大きく動いても移動平均線に向かって戻されるという特徴を利用してトレードするのです。
シグナル自体は簡単で、+1バンドにタッチしたら売り、-1バンドにタッチしたら買います。
このエンベロープの怖いところは、大きなトレンドが発生した場合、そのまま行って戻ってこない可能性があることで、そうなったら迷いなく損切る必要があります。
逆張りで大きく獲る手法なので、枚数を少な目で長時間・長期間、ポジションをキープするのが良いでしょう。
Related article
指数平滑移動平均線(Exponential Moving Average)は、「EMA」とも呼ばれ、直近の1本の足を重視して移動平均線を描画...
ウイリアムズ%R(Williams %R)は、一定期間の値幅を基準として、現在の値がどこに位置しているかを表示するオシレータ系テクニカル指標...
GMMA(Guppy Multiple Moving Average:複合型移動平均線)は、「投機筋の短期線」と「投資家の長期線」それぞれ6...
フィボナッチピボット(Fibonacci Pivot)は、ピボットにフィボナッチ数列を加味したトレンド系テクニカル指標です。 上の画像...
単純移動平均線は、英語で「Simple Moving Average」と言い、FXや株のトレンド系テクニカル指標としてポピュラーなツールです...