移動平均乖離率の見方・使い方
移動平均乖離率(Moving Average Estrangement Rate)は、ローソク足が移動平均線からどの程度離れているかを描画するオシレータ系テクニカル指標です。
上の画像は、ドル円15分足に移動平均乖離率と単純移動平均線を表示しています。
相場の流れは移動平均線に追従し、大きく離れた場合は修正されるという考えのもとに作られたテクニカル指標で、逆張りでのエントリーに使います。
移動平均乖離率のFXトレード手法
通貨ペアの違いや時間足の違い、その時の相場の状況の違いによって数値が異なるので、明確な基準は示せません。
そこで、注目すべきところは次の2点となります。
「移動平均乖離率の白いラインが大きく上か下に動いていること」「移動平均乖離率に引いたトレンドラインを上下に抜けたこと」です。
さらに、だましを回避するためにトレンド系テクニカル指標を併用しましょう。
上の画像は、移動平均乖離率の白いラインがトレンドラインを上抜け、さらに、ローソク足が陽線で単純移動平均線(赤い5MA)にサポートされた状態のところで買いエントリーします。
決済は、ローソク足が単純移動平均線(白い25MA)にタッチしたところで、移動平均乖離率も0を超えているので明確ですね。
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