FXは思い込みでエントリーすると危険
FXトレードをしている際に、「かなり上昇したからそろそろ下げるだろう」「下げ過ぎだからもう下げないだろう」などと勝手に思い込み、エントリーしたくなります。
ある程度のFX経験がある人なら、この思い込みでエントリーしたことがあるでしょう。
しかし、この思い込みを利用してファンド勢などが仕掛けてきます。
例えば、かなり強い下落時に、「移動平均線からかなり離れていて売られ過ぎなので、そろそろ戻りを試すだろう」と思って買うと、ファンド勢などがさらに売りで仕掛けて逆指値(ストップロス)を狙い、自分たちの利益にしようとするのです。
確かに、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」も十分な判断材料ですが、強い流れの中での逆張りとなるので、エントリーする場合は余裕のある枚数でトレードしましょう。
このケースでファンド勢に狙われた場合、ストップロスで損切りとなった後に反転します。
たいてい、「余裕のあるトレードしていれば助かったなぁ」という心境になること間違いありません。
実際にあった思い込みトレードでのFX大損体験
2012年、民主党政権から自民党政権へと移り、安倍晋三首相が為替介入しました。
その後も、金融緩和や口先介入をして「アベノミクス」を唱え、株高円安に誘導しました。
それまでは、介入しても元の値まで戻すことが常だったので、当然この時もそうなると思い売りでエントリーしていましたが、全く下げない状態で損切りに。
その後も上げては売って損切りを繰り返したので、それならと買った途端に下げ始め損切りとなり、やることなすこと上手くいかず酷い状態となりました。
たぶん、アベノミクスで100万円くらいは負けています。
買えば勝てる相場だったのに、「そろそろ下げるだろう」と思い込んだのが大負けにつながりました。
一度リズムを崩すと大負けにつながるのがFX。
皆さんも同じような失敗をしないように、FXで思い込みトレードはやめてください。
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