イギリス国民投票!EU離脱でポンド大暴落
2016年6月23日、日本時間15時からイギリスでEU残留・離脱を問う国民投票が行われ、翌24日の日本時間朝から順次開票結果が発表された末に、最終的にEU離脱派が勝利しました。
今年最大のメーンイベントとして注目されていたこの国民投票はEU離脱派有利で進んでいましたが、ジョー・コックス下院議員の事件を境にEU残留派が盛り返し逆転。
直前までEU残留派勝利とみられていたものの、開票結果発表最初から僅差ではありますがEU離脱派が先を行く流れとなり、そのままゴールを切っています。
私自身、どうせ1年前のギリシャと同じで騒ぐだけ騒いで残留と思っていたので、この結果は意外であり、ブックメーカーもEU残留派有利のオッズだったので、世界的に見ても驚きの結果だったのではないでしょうか?
最終的な結果は、残留支持が16,141,241票(48.1%)、離脱支持が17,410,742票(51.9%)と、わずか3.9ポイントという僅差でEU離脱派勝利です。
イギリスのEU離脱決定時のドル円・ポンド円の値動き
上の画像は、EU離脱派勝利の日のドル円とポンド円の15分足チャートです。
2016年6月第2週と第3週は3日に発表された米雇用統計からの流れを引き継ぎ売り優勢で、第4週は戻りを試す展開が続き買い優勢となり、そして、戻り高値限界まで上昇したところで第4週の金曜日にイギリスのEU離脱が決まりました。
限界まで上昇してから売られたため、ドル円で約7.5円、ポンド円で約27円という驚異的な大暴落となっています。
5年以上前だったと思いますが、夜中に誤発注が原因でドル円が約10円くらい暴落したことがありましたが、実際に短時間で約7.5円下げたのを見たのは初めてで、ポンド円の約27円も当然、最高記録です。
さすがにこんな暴落を見ることはもうないかもしれず、改めて逆指値(ストップロス)の重要性を思い知らされました。
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