来週のドル円予想・2021年6月7日!雇用統計後の値動きはどうなる?
2021年6月4日に発表されたアメリカ雇用統計の結果は、次の通りです。
5月非農業部門雇用者 | 【予想】65.0万人増 【結果】55.9万人増 |
---|---|
5月失業率 | 【予想】5.9% 【結果】5.8% |
5月民間部門雇用者数 | 【予想】61万人増 【結果】49.2万人増 |
5月平均時給 | 【予想】1.6%増 【結果】2.0%増 |
5月労働参加率 | 【予想】61.8% 【結果】61.6% |
5月不完全雇用率 | 【結果】10.2% |
ドル円は、前日に直近高値を超えて110.20円台で推移していましたが、上に行く感じは全くなく、日本時間の夕方から少し売り優勢になりました。
事前の段階で、『5月非農業部門雇用者』が良いと予想されていましたが、実際は予想を下回り、この結果を重視されてドル円は110円台から109.36円まで下落し、ほとんど戻すことなく109.51円で取り引きを終えています。
来週のドル円相場を予想する
ドル円は、「高値レンジを続けている」「2021年6月4日の夕方時点で日足5MAより上に離れていた」、この2点から、結果の善し悪しに関わらず下落していたでしょう。
仮に雇用統計の結果が良くても、上昇は一時的で、その後は反落していたと思います。
さて、来週(2021年6月7日)のドル円ですが、金曜日に悪い雇用統計を受けて下落したものの、まだまだ多くのサポートラインに支えられているので底堅いはずです。
ここをした抜ければ、話は別ですが・・・。
先月の雇用統計も悪くて下落したまま終わりましたが、週明けに少し下押ししただけで、その後に全戻ししたので、今回も侮れません。
来週発表される米経済指標が良いと、再びテーパリング(量的緩和の縮小)がテーマとなり、ドル円は上昇するはずです。
また、ユーロドルが年初来安値からのサポートラインを割っていることも注目で、ダマシでなければユーロドルは上値が重くなり、逆の値動きをすることが多いドル円は底堅くなるでしょう。
直近高値を更新しても必ず反落しているので、ツッコミ買いの高値掴みや、買いポジションを持ち過ぎての含み益減少には気を付けなければなりません。
【2021年6月4日高値】 110.32円
【心理的節目】 110円
109円前半から109円割れで下げ止まれば、絶好の買い場となりそうです。
【2021年6月4日安値】 109.36円
【5/31から6/4までの安値】 109.30円
【年初来安値からのサポートライン、心理的節目】 109円
【日足75MA】 108.84円
Related article
昨日は注目度の高い米経済指標がなく、為替を動かす大きなニュースもなかったので、予想通り、ドル円は109円台半ばでレンジを続けました。 ...
昨日のドル円は、注目度の高い日本時間21時30分発表の米・消費者物価指数(CPI)を前に、東京時間と欧州時間は109円台半ばでレンジの動き...
昨日のドル円は、109円台前半で下げ渋ると、東京時間朝に上昇に転じて夕方に109.55円まで上昇しました。昨日の朝の予想通り、日足25MA...
昨日は重要な経済指標などはありませんでしたが、ドル円は先週金曜日の悪い雇用統計の影響により、日本時間朝に付けた109.63円を高値に上値が...
先週のドル円は、月曜日、火曜日と110円を挟んだ値動きをしていましたが、水曜日のニューヨーク時間に発表されたFOMCでテーパリング観測が出...