FXで損切りしないと一発退場
FXでは、ポジションを持ったら逆指値(ロスカット)を入れるのがルールですが、設定していないとどんどん逆に動いて含み損が膨らみます。
「利確は早め、損切りは遅め」というのが人の心理であり、また投資では逆によく動く傾向があるので、あっという間に高額な含み損になるのです。
その時、高額な含み損を見てさらに損切れなくなるのは当然で、FX経験が浅い方は「全財産を使ってでも我慢しよう」と考えます。
でも、それが間違えであり、FXで大負けする原因です。
FXで損切りしないと1回の負けで資金が底を尽き、一発退場になりかねません。
上の画像は、ドル円の月足チャートです。
緑の矢印のところで民主党・野田内閣から自民党・安倍内閣に代わり、「アベノミクス」と称し、為替介入・口先介入・金融緩和などが行われ、予想以上のスピードで上昇しました。
取引枚数によりますが、余裕あるトレードをしていても、これだけ動くと、安値で売って耐え忍んだら一発退場濃厚です。
だから、必ず損切りしましょう。
なぜ損切りしないと大損するのか?
FXで100%勝てる人はいません。
株や債券、ゴールドなど、すべての投資を含めても100%勝てる人はいないのです。
したがって、ある程度の損失を受け入れて損切りする必要があるのですが、ほとんどすべてのFX初心者は「少しの損も嫌だ!」と損切りを躊躇います。
この含み損を抱えた時、資金にかなり余裕のあるトレードをしていれば何度かは助かりますが、そう遠くない未来に必ず大きな逆流に飲み込まれて大損してしまうのです。
そうなっても損切りを躊躇い、ナンピンしてさらに被害を拡大し、最終的に資金不足となってマージンコール・強制決済・ロスカットで退場となります。
仮に含み損に耐えて助かっても、プラスにはなりません。
含み損に耐えるトレードをした場合、次のどちらかの結末で間違いないでしょう。
損切りしない場合の結末
- 含み損に耐えて助かっても、高額含み損からの解放に満足してほぼ建値で決済
- ナンピンして損失が膨らみ、最悪の場合は資金がなくなる
FXで退場しないためにも、ポジションを持ったら必ず逆指値(ロスカット)を入れてください。
損切りの場所が分からない状態でエントリーしてはいけません。
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