ダブルトップ、ダブルボトム FX!エントリー・利確・だまし・損切り
FXに限らず、投資には、チャートに勝ちやすいパターンが現れることがあります。
「ダブルトップ」「ダブルボトム」は、その中でも特に有名なチャートパターンで、正しいトレード手法を習得すれば、かなりの確率で勝つことが可能です。
トレードチャンスは少なくなりますが、ダブルトップ・ダブルボトムだけを待って正しくトレードすれば、生涯成績は必ずプラスになります。
しかし、間違ったトレードをすると、とんでもない大損になってしまうでしょう。
そこで、FX初心者にも分かりやすいように、ダブルトップ・ダブルボトムのトレード手法(エントリー・利確・ダマシ・損切り)について説明するので、ぜひ、この機会に覚えてください。
ダブルトップ・ダブルボトムとは?

ダブルトップ(毛抜き天井)とは、1つ目の「山1」を形成後に一旦下落して「谷」を作り、再び上昇するも、「山1」近辺で力尽きて下落するチャートパターンで、天井を示唆します。
「山2」が、「山1」とほぼ同じ値の「面合わせ」の状態になるとキレイなM字になりますが、「山2」が「山1」に届かなかったり、少し超えた場合は、少しいびつなM字となります。
しかし、どちらもダブルトップであることは間違いなく、この後、大きく下落する可能性が高いです。
一方、ダブルボトム(毛抜き底)は、「谷1」「山」「谷2」の順でW字の形になるチャートパターンで、底を示唆しています。
チャートにダブルボトムが現れると、その後、大きく上昇する可能性が高いです。
ダブルトップが「M字」、ダブルボトムが「W字」と覚えておけば良いでしょう。
ちなみに、山3つの「トリプルトップ」、谷3つの「トリプルボトム」という形になることもありますが、トレード手法としては同じです。
「ダブルトップ」「ダブルボトム」のエントリー・利確

ダブルトップを形成しそうな場合は、チャートに上記の3つのトレンドラインを引きます。
慣れれば、ネックラインだけで、後は暗算で良いでしょう。
ダブルトップは、頂点からネックラインの値幅分、ネックラインから下落するので、ターゲット(目標)が分かりやすいです。
例えば、頂点からネックラインの値幅が100pipsなら、ネックラインから100pips下までは下落するので、そこを目標に利益を伸ばすことになります。
ダブルトップのエントリーのタイミングは、ネックラインを確実に割れた場所「(1)売り」ですが、すんなり下落するとは限りませんし、ダマシもあるので、全力で売ってはいけません。
ユーロドルやポンド円などの値動きの激しい通貨ペアの場合は、一時的にネックラインを割れたり超えたりすることがあります。
利確ポイントは、頂点からネックラインの値幅分、ネックラインから下「(2)利確」ですが、状況によってさらに下落するので、その時々で判断してください。
ダブルボトムの場合は、ネックラインを超えたところで買いでエントリーし、ターゲットポイントで利確です。
「ダブルトップ」「ダブルボトム」のダマシ・損切り

「ダブルトップ」「ダブルボトム」は、形になりそうになると、「少しでも多く稼ぎたい!」と思う気持ちから、ネックラインを割れたり超えたりする前にエントリーしてしまうFX初心者がいます。
しかし、「ダブルトップ崩しで上昇トレンド発生」で説明している通り、ギリギリで回避する場合もあるので、欲張らないようにしましょう。
また、ネックラインを割れたり超えたりしても、ダマシで戻すことがあります。
ダブルトップ・ダブルボトムのダマシは、ネックライン付近でしばらくモタモタし、ストップとなるポジションを十分に溜めた後、急に戻すことが多いです。
「15分足より1時間足」「1時間足より4時間足」「4時間足より日足」というように、時間足が長くなるほどダマシに遭った際の損失も大きくなるので、損切りも徹底してください。
ダブルトップの損切りは、頂点に引いたトレンドラインの少し上です。
一方、ダブルボトムの損切りは、底に引いたトレンドラインの少し下です。
エントリーした際は、必ず、逆指値注文を入れましょう。
「ダブルトップ」「ダブルボトム」の事例

上の画像は、2019年10月、11月頃のユーロドルの日足チャートです。
見ていただければ一目瞭然ですが、キレイなダブルトップを形成して大きく下落しています。
頂点からネックラインまでの値幅が約105pipsなので、後20pips位は落ちてもおかしくありませんでしたが、直近安値でサポートされ、一旦下げ止まりました。
その後、半値戻した後に再び下落し、ターゲットに到達しています。
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